続・銀色ギター迷走日記
さまざまな巡り合わせからギタリストとなった私の日常
あとがき②
- Posted at 2019.11.28
- l日々の出来事
11/23はディスクユニオン昭和歌謡館にて2ndアルバムの即売会がありました。
雨も降っていて、すごく寒い日だったのですが、そんな中、わざわざ足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
ハンドマイクで、自分の2ndアルバム「ステンドグラスの星」から"宝石の正体"などを歌ったほか、事前にTwitterでリクエストいただいておりました太田裕美さんの「さらばシベリア鉄道」を歌わせていただきました。ひんやりしたこの日の天候に合っていたと思います。
たまたまお店に来ておられたサンフランシスコからのお客様も、私の7インチレコードを買ってくださり、嬉しかったです
おかげさまで、「ステンドグラスの星」はディスクユニオンの週間インディーズチャート第3位に入ることができました
お客様と、制作の裏側で関わっていただいた沢山の方、買ったよと連絡をくれたバンドマンの先輩方にも改めて感謝です。
勿論チャートインも嬉しいですし、何枚売れたのかというのは次回作を出せるかどうかというシビアな面でも非常に大事な指標になっていくものですが、目の前で「1枚」を買ってくださった方がいるという事実が、何よりも私の力になります。
それでは、前回同様ちょっとライナーノーツ風のあとがきを。
6.夏が来れば
これは自分にしては珍しいほど明快な失恋ソング笑。辛い別れのあとは、街中の何を見ても、空気の中にさえも、思い出がよみがえってきてしまうものではないでしょうか。恋に限らず、何か大事なものを失うときは、敢えて"いつも通り"にさらりと、ふらりと離れたい。でもそうやって頑なに澄ましているのは、人一倍強い感情の裏返しなのかもしれません。
7.7番めの歌
この世にあらざる場所を意識した曲。死後の世界だから(?)とまでは言いませんが、ドラム(Dr.太田忠志)も、素敵なゴーストノートを沢山入れていただきました笑。いまどきサウンド・オブ・ミュージックのように大自然の中で歌を歌いだすシチュエーションはなかなか無いですが、この曲は丘の上とか、湖のほとりでアコギが合いそうです。
8.きっちん・らぷそでぃー
おなじみ、吉祥寺の「きっちん大浪」での弾き語りライブをきっかけに生まれた曲。
私は料理は最近あまりしないのですが、素材を組み合わせて隠し味を入れたりとか、ジャンルがあったりこだわりがあったり、失敗を重ねて美味しくなっていく感じ、どこか音楽と似てませんか?
9.ドーナツの向こう側
こちらは7インチの時とはギターソロ違いのアルバムバージョンが入っています。レコードというと、レトロな響きがあるかもしれませんが、個人的にはこの曲は……きっと出逢えるかも、もっと仲良くなるかも、もう一歩近付くかも、さらに深く知ってしまうかも……みたいな「予感」の歌だからなぁ。
10.扉をあけて
この2ndアルバムを総括する位置づけでありながら、どこまでもシンプルを目指した曲。サポートメンバーの皆さんにも、この曲はできるだけ「淡々と」「素で」やっていただくようリクエストしました。歌も極力フラットにしたかったですが、やっぱりちょっと色々な道のりを思い浮かべて力が入ってしまったかも。
どこへつながっているのかわからない線路ではありますが、これからも朝が来る限り進んでいきます
【お知らせ】
12月4日(水) 夜20時~@dues新宿
菊池ともか「ステンドグラスの星」 レコ発イベント
アコースティック+弦楽編成でのスペシャルライブをお届けします。ぜひ見にいらしてください!
viola:岡部佳純/violin:三輪紫乃/key:久保田吉輝

★ディスクユニオンにて2ndアルバム「ステンドグラスの星」をご購入のお客様全員に、特典としてこのイベントの参加券を配布中です。参加券があれば、ドリンク代のみで入場することができます。別途チケット代はかかりません!
▼対象商品のご購入・詳細はこちら
https://diskunion.net/portal/ct/detail/1007956953
雨も降っていて、すごく寒い日だったのですが、そんな中、わざわざ足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
ハンドマイクで、自分の2ndアルバム「ステンドグラスの星」から"宝石の正体"などを歌ったほか、事前にTwitterでリクエストいただいておりました太田裕美さんの「さらばシベリア鉄道」を歌わせていただきました。ひんやりしたこの日の天候に合っていたと思います。
たまたまお店に来ておられたサンフランシスコからのお客様も、私の7インチレコードを買ってくださり、嬉しかったです

おかげさまで、「ステンドグラスの星」はディスクユニオンの週間インディーズチャート第3位に入ることができました

勿論チャートインも嬉しいですし、何枚売れたのかというのは次回作を出せるかどうかというシビアな面でも非常に大事な指標になっていくものですが、目の前で「1枚」を買ってくださった方がいるという事実が、何よりも私の力になります。
それでは、前回同様ちょっとライナーノーツ風のあとがきを。
6.夏が来れば
これは自分にしては珍しいほど明快な失恋ソング笑。辛い別れのあとは、街中の何を見ても、空気の中にさえも、思い出がよみがえってきてしまうものではないでしょうか。恋に限らず、何か大事なものを失うときは、敢えて"いつも通り"にさらりと、ふらりと離れたい。でもそうやって頑なに澄ましているのは、人一倍強い感情の裏返しなのかもしれません。
7.7番めの歌
この世にあらざる場所を意識した曲。死後の世界だから(?)とまでは言いませんが、ドラム(Dr.太田忠志)も、素敵なゴーストノートを沢山入れていただきました笑。いまどきサウンド・オブ・ミュージックのように大自然の中で歌を歌いだすシチュエーションはなかなか無いですが、この曲は丘の上とか、湖のほとりでアコギが合いそうです。
8.きっちん・らぷそでぃー
おなじみ、吉祥寺の「きっちん大浪」での弾き語りライブをきっかけに生まれた曲。
私は料理は最近あまりしないのですが、素材を組み合わせて隠し味を入れたりとか、ジャンルがあったりこだわりがあったり、失敗を重ねて美味しくなっていく感じ、どこか音楽と似てませんか?
9.ドーナツの向こう側
こちらは7インチの時とはギターソロ違いのアルバムバージョンが入っています。レコードというと、レトロな響きがあるかもしれませんが、個人的にはこの曲は……きっと出逢えるかも、もっと仲良くなるかも、もう一歩近付くかも、さらに深く知ってしまうかも……みたいな「予感」の歌だからなぁ。
10.扉をあけて
この2ndアルバムを総括する位置づけでありながら、どこまでもシンプルを目指した曲。サポートメンバーの皆さんにも、この曲はできるだけ「淡々と」「素で」やっていただくようリクエストしました。歌も極力フラットにしたかったですが、やっぱりちょっと色々な道のりを思い浮かべて力が入ってしまったかも。
どこへつながっているのかわからない線路ではありますが、これからも朝が来る限り進んでいきます

【お知らせ】
12月4日(水) 夜20時~@dues新宿
菊池ともか「ステンドグラスの星」 レコ発イベント
アコースティック+弦楽編成でのスペシャルライブをお届けします。ぜひ見にいらしてください!
viola:岡部佳純/violin:三輪紫乃/key:久保田吉輝

★ディスクユニオンにて2ndアルバム「ステンドグラスの星」をご購入のお客様全員に、特典としてこのイベントの参加券を配布中です。参加券があれば、ドリンク代のみで入場することができます。別途チケット代はかかりません!
▼対象商品のご購入・詳細はこちら
https://diskunion.net/portal/ct/detail/1007956953
あとがき①
- Posted at 2019.11.20
- l日々の出来事
ついに2ndアルバム「ステンドグラスの星」も無事リリースを迎えることができました♪
すでに購入いただき、聴いてくださった皆様、本当にありがとうございます
今回、各曲にライナーノーツ的なものを付けなかったので、改めて自分的にも制作後記風に、全曲を今の心境の中で振り返って残してみようかな、と思います。
結構なボリュームになってしまいそうなので、2回に分けようかな。
ブログなので(?)、できるだけ正直に書きます笑。
1.宙とくちびる
情けない失敗やあと少しだったのに……!という悔しい出来事って誰にでもあると思うのですが、そんなときの"1周まわって面白くなってきた"という気持ちを歌った曲。宙(そら)を仰いで、もう神様なんていないんじゃないか、とくちびるを噛みしめる……ときこそ開き直っていたい。完成に近付くにつれて、どんどんメロディーが明るくなっていきました笑。
2.MIRAGE36℃
男女のぬるま湯の関係を描いた曲。なので、"水"が一つのテーマになっていて、サビなどでボーカルの合間をぬっている鍵盤(Key.久保田吉輝)のメロディーも途絶えないで流れ続けるように入れていただきました。
はっきりしない状態の心地よさを自覚するのは、優しい大人になるということなのか、それともずるさなのか。
3.宝石の正体
このアルバムのリード曲のつもりで作った曲。1stアルバムでの"ネクタル・ブルース"とどこか私の中ではつながっていて、"いつか必ず失くなるものが醸し出す哀しい美しさ"を追いかけました。昔から、永遠に存在するものってあんまり惹かれないんです。
ベースライン(Ba.松尾友幸)の疾走感がとても引き立っていると思います。
4.マリアの秘密
できた当初、「マリアを奪え」というタイトルだった曲。子供のころ、日曜に教会に通っていた時期があり、聖歌隊をやったりとか、キリスト教的な文化(音楽や絵画、ステンドグラス、聖書の物語、チャペルなど)が日常の身近なものだったので、その影響はあると思います。とはいえ目指した世界は慈愛ではなく、炎が燃えるような激しい熱っぽさ。
この曲はアコギ(A.G.榎戸健)が怒涛のアルペジオなのですが、煌びやかな演奏をいただいて、ギターを弾く者としても感心してしまいました
5.なみだ、一粒
元々、朗読イベントへの出演をきっかけに作った曲。食べることを長年拒否する女の子が出てくる、お米にも関連する物語のあとに演奏させていただいたこともあって、そのあたりから一粒、というイメージが湧いてきたように記憶しています。
どことなく和風でブルースっぽくもありますが個人的には「かごめかごめ」のような童謡っぽさもあるのかなと感じたり。
ここまでお読みいただいた方、ありがとうございました♪後半はまた後日!
11/23にはディスクユニオン昭和歌謡館でいよいよ即売会が予定されています。すでにご購入の方も、持ってきていただければサインやメッセージなどさせていただきますので、ぜひいらしてください。感想なども教えていただけたら嬉しいです!
お待ちしてますね
すでに購入いただき、聴いてくださった皆様、本当にありがとうございます

結構なボリュームになってしまいそうなので、2回に分けようかな。
ブログなので(?)、できるだけ正直に書きます笑。
1.宙とくちびる
情けない失敗やあと少しだったのに……!という悔しい出来事って誰にでもあると思うのですが、そんなときの"1周まわって面白くなってきた"という気持ちを歌った曲。宙(そら)を仰いで、もう神様なんていないんじゃないか、とくちびるを噛みしめる……ときこそ開き直っていたい。完成に近付くにつれて、どんどんメロディーが明るくなっていきました笑。
2.MIRAGE36℃
男女のぬるま湯の関係を描いた曲。なので、"水"が一つのテーマになっていて、サビなどでボーカルの合間をぬっている鍵盤(Key.久保田吉輝)のメロディーも途絶えないで流れ続けるように入れていただきました。
はっきりしない状態の心地よさを自覚するのは、優しい大人になるということなのか、それともずるさなのか。
3.宝石の正体
このアルバムのリード曲のつもりで作った曲。1stアルバムでの"ネクタル・ブルース"とどこか私の中ではつながっていて、"いつか必ず失くなるものが醸し出す哀しい美しさ"を追いかけました。昔から、永遠に存在するものってあんまり惹かれないんです。
ベースライン(Ba.松尾友幸)の疾走感がとても引き立っていると思います。
4.マリアの秘密
できた当初、「マリアを奪え」というタイトルだった曲。子供のころ、日曜に教会に通っていた時期があり、聖歌隊をやったりとか、キリスト教的な文化(音楽や絵画、ステンドグラス、聖書の物語、チャペルなど)が日常の身近なものだったので、その影響はあると思います。とはいえ目指した世界は慈愛ではなく、炎が燃えるような激しい熱っぽさ。
この曲はアコギ(A.G.榎戸健)が怒涛のアルペジオなのですが、煌びやかな演奏をいただいて、ギターを弾く者としても感心してしまいました

5.なみだ、一粒
元々、朗読イベントへの出演をきっかけに作った曲。食べることを長年拒否する女の子が出てくる、お米にも関連する物語のあとに演奏させていただいたこともあって、そのあたりから一粒、というイメージが湧いてきたように記憶しています。
どことなく和風でブルースっぽくもありますが個人的には「かごめかごめ」のような童謡っぽさもあるのかなと感じたり。
ここまでお読みいただいた方、ありがとうございました♪後半はまた後日!
11/23にはディスクユニオン昭和歌謡館でいよいよ即売会が予定されています。すでにご購入の方も、持ってきていただければサインやメッセージなどさせていただきますので、ぜひいらしてください。感想なども教えていただけたら嬉しいです!
お待ちしてますね
